あれは、確か10年ぐらい前だったと思います。
ウチの息子が高校へ進学するために中学3年生の夏からはじめた塾でした。
数学の先生は京都大学出身、英語の先生は大阪大学出身という高いレベルの塾でした。
夏休みの間は、まだゆとりのある顔立ちだった息子でしたが、冬になるとイライラ、怒りっぽくなってきたのです。
それに、顔にニキビのような吹き出物まで出来てきました。
見るからに、ストレスの塊です。
2月が受験でした。
12月から、1月にかけて家に帰る時間も12時を過ぎだしました。
真夜中の12時ですよ。
私が車で息子を迎えに行くと、よそのお母さんがたも、同じように車で迎えに来ていました。
そんな中、ウチの息子が塾から出てきません。
待っていた車の数も減り、ウチ1台になってしまいました。
時間は1時です。
心配のあまり、塾に入ってみると、先生と二人っきりでワンツーマンで授業を受けていました。
女の先生で、英語の先生でした。
まだ、未婚の様子に見えました。
でも、お肌はかさかさでやつれ果てています。
女である自分を捨ててまで子供たちに勉強を教えている姿に驚きました。
そっと覗いたつもりでしたが、先生が気づかれて、少しお話をしました。
話してみて、実に熱血な先生だと感心しました。
あれから10年、先生はどうしているのかしら・・・
あの、熱血度を生かして、いいママになっているかしら。
人生をあんなふうに生きたら、短命かもしれませんが、不可能も可能になると思いました!!